(公開シンポジウム)報告書『游 ASOBI』の第 7号をお届けします。
本報告書は、サッカー教育と日本スポーツ文化の発展に貢献した偉大な人物と歴史を振り返る2つの公開シンポジウムの記録をまとめたものです。教育者・研究者・実践者として日本のサッカー界に多大な影響を与えた成田十次郎先生、そして日本サッカーの黎明期を支えた学校文化に焦点を当てています。
第Ⅰ部「成田十次郎先生を語ろう!」では、D.クラマー氏を日本に紹介し、サッカーと教育の融合を実践した成田先生の生涯に迫ります。田嶋幸三氏(日本サッカー協会会長)や川淵三郎氏(Jリーグ初代チェアマン)によるインタビュー映像をはじめ、各時代における成田先生の足跡が詳細に描かれています。東京教育大学や筑波大学での研究と教育、高知での地域貢献まで、その姿は多くの共感と学びを与えてくれるはずです。
第Ⅱ部「日本サッカーのルーツを語ろう!Part 2」では、東京高等師範学校附属中学蹴球部の創立100周年を機に、日本サッカーの起源と発展を再検証します。中塚義実氏によるルーツ校の分析、関佳史氏による湘南高校の歩み、石坂友司氏による「野球害毒論争」との比較考察など、視野の広いプレゼンが展開され、教育と競技の関係性に新たな光が当てられました。
本報告書は、サッカーを通して教育・文化・歴史を見つめ直す貴重な資料です。スポーツ関係者はもちろん、教育や地域社会に関心を持つすべての方にご一読いただきたい内容です
<目次ごとの資料>
表紙・目次
巻頭言
シンポジウム① 成田十次郎先生を語ろう!-D.クラマーを日本に紹介した教育者・研究者・実践者…
シンポジウム② 日本サッカーのルーツを語ろう!part 2 -東京高等師範学校附属中学蹴球部の100周年を機に…
資料編