【Salon#352】2025年2月17日(火)19:00~21:00
【概要(演者より)】
「オリンピック教育」という言葉をはじめて“当事者”として感じたのは2010年の夏休み明けでした。嘉納治五郎生誕150年を機に筑波大学にオリンピック教育の組織ができるころ、「附属学校の取りまとめをやってくれないか」と当時の教育長から話があったときです。最初はお断りしました。「せっかくスポーツが大事な“遊び”として認知されるようになってきたのに、また“教育”に戻されるようで、あまりかかわりたくありません」と申し上げました。生意気な中堅教師です(いまは生意気な若手老人)。
しかしそのうち“当事者”となり、2011年の夏に北京で開かれた第8回国際ピエール・ド・クーベルタンユースフォーラム(国際YF)に2名の生徒を引率します。世界のオリンピック教育を目の当たりにしましたが、それは日本で以前からやっている体育・スポーツ教育であり、嘉納治五郎やクーベルタンが目指したのは全人教育でした。後に思いました。「全人」や「オリンピック」の冠はいらない。真の「教育」を取り戻すことであると。
リレハンメルで行われた2013年の第9回国際YFも2名の生徒を引率します。まだオブザーバーとしての参加でしたし、国内のオリンピック教育は一部で細々と為されていただけでした。それが2013年9月、2020年の東京開催が決まったことで、オリンピック教育は一気に「取り組むべき事業」として政策課題になっていきます。文科省から独立したスポーツ庁の事業として「オリ・パラ教育」は、開催都市だけでなく全国各地で行われるようになりました。スロバキアで開かれた第10回国際YFには7名のフルメンバーを派遣できるようになり、選考会を兼ねた国内YFを「クーベルタン-嘉納ユースフォーラム」の名称で2015年3月に筑波大学で開催しました。
あれから10年が経過しました。
コロナ禍などの諸事情の影響で、国際YFの今後については不透明ですが、国内YFは筑波大学と中京大学を拠点に毎年行われています。なかなか広がらないもどかしさはありますが、いまではCJPC(日本ピエール・ド・クーベルタン委員会)主催、JOA(日本オリンピックアカデミー)共催、JOC(日本オリンピック委員会)後援の行事となり、NPOサロン2002も主管団体として関わり続けています。
2月28日(土)にCJPC総会がはじめて対面で開催され、国際・国内YFのあゆみを研究会で報告する機会を得ました。歴代国際YF参加者のネットワークを作る動きも始まりました。また国際YFを主催するCIPC(国際ピエールドクーベルタン委員会)は、創設50年(正確には51年)の記念行事を4月にオリンピアで開きます。
このタイミングで、いつの間にかどっぷりつかっている私自身の視点から、公開サロンで「オリンピック教育」を取り上げようと思います。関係者はもちろん、「オリンピック教育って何?」と思っている方も含め、さまざまな方にお集まりいただきたいと思います。
【日 時】2026年2月17日(火)19:00~21:00 ※終了後はオンライン懇親会
【会 場】オンライン(Zoom)
※Zoom情報は参加申し込みをされた方にURLをご案内します
【テーマ】オリンピック教育の現状と今後-国内・国際クーベルタンユースフォーラムのあゆみとともに
【演 者】中塚義実(NPO法人サロン2002理事長/元筑波大学附属高校教諭)
【参加費】1,000円(サロン会員・ファミリーは無料)
【参加申し込み】以下のイベントサイト「Peatix」よりお申込みください。
https://peatix.com/event/4821759/

