フットサル・プロジェクト

報告書 futsal Project

第1部.首都圏におけるフットサルの現状

3."情報"の観点から
 
1)フットサル情報についての概観

現在一般に入手できるフットサルに関する情報のソースをメディアのタイプごとにわけてまとめました。

■ ペーパーメディア
 現在、フットサルを継続的に扱っているものを以下に列挙します。

 ● フットサルマガジン・ピヴォ!(隔月刊)
 国内唯一のフットサル専門誌。競技フットサルから初心者へのクリニック、そして全国の情報などを網羅的に扱っている。
 ●サッカーダイジェスト内・フットサルダイジェストクラブ(隔週コーナー)
 国内で開催された各種草大会の結果を紹介。また、FIRE FOX という全国2連覇チームのオスカー監督によるフットサル戦術のコーナーがレギュラーで連載されている。
 ●サッカーストライカー内・フットサル戦術ガイドコーナー(月刊)
 CASCAVEL というチーム代表甲斐氏によるチーム戦術、練習方法の解説記事。

■テレビ
 現在、フットサルを継続的に扱っているテレビ番組はありませんが、スポット的に放送されているものなどを列挙します。
 ●FIFA世界選手権(スカイパーフェクTV)
 4年に一度開催される世界大会の模様を、生中継を含め一挙放送しています。
 ●ヨーロッパクラブ世界選手権(スカイパーフェクTV)
 ●全日本選手権の特集番組(TBS)
 かつてそういう番組もありました。
 ●FIFA世界選手権・アジア予選特番(日本テレビ、NHK衛星放送)
 日本代表が参加したアジア予選の模様を深夜枠で紹介。

■インターネットサイト
 現在、フットサルを継続的に扱っているサイトは非常に多く、国内外をあわせるとフットサル情報を最も入手しやすいのがインターネットであるいえます。

 ●FC JAPAN http://www.fcjapan.co.jp/
  97年からフットサル関西ランキングを運営。登録チームも1000チームを越す。現在は東海、関東にもエリアを伸ばし、Do Sportsとしての視点からランキング情報を配信している。
 ●SportsNavi FUTSAL・1(http://www.sportsnavi.com/futsal/)
  スポーツポータルサイト「スポナビ」内のフットサルコーナー。ランキングやチーム紹介などもあり、フットサルプレーヤーのためのツールを提供している。
 ●FUTSALNET http://www.futsalnet.com/
  日本で唯一にして最大のフットサル情報サイト。トップチーム情報・海外情報・各地域の大会情報、そして、誰でも自由に参加できるオープンランキングなど、機能も満載。初めての人にはマニアックだが日本のフットサルを網羅。詳細は後述。
 ●F-NET http://www.f-netweb.com/
  フットサルリーグ(大会)主催者のサイト。主催リーグのランキングを行うだけでなく、全日本選手権の結果や全国施設案内、フットサルのルール、メールマガジンも扱っている。
 ●FUTSAL PLANET http://www.futsalplanet.com/
  世界最多の情報量を誇る英語のフットサルサイト。南米・ヨーロッパを中心に世界中のフットサル情報を網羅したワールドフットサルのポータル。管理人Mico Marticは、クロアチアフットサル代表であり、イタリアのプロフットサルクラブAC MILANO C/5のメンバー。
 ●GALO★FUTSAL CLUB TOKYO http://www.din.or.jp/~aloalo/galo.htm
 日本のトップチーム『GALO FUTSAL CLUB TOKYO』の選手兼コーチである横田氏によるフットサル日記は毎日更新で読み応えあり。トップチーム内での人間関係や、練習方法などを垣間見ることが出来る貴重なサイト。
 ●Futsal On-Line http://www.futsalonline.com/
 アメリカのフットサル情報を中心に扱った英語サイト。世界のフットサル情報も扱うが、北中米あたりのフットサル情報はここがピカイチ。
 ●Futsal Brasil http://www.futsalbrasil.com.br/
  ブラジルフットサル専門のポルトガル語サイト。世界最強リーグ「Liga Futsal」の情報などはここが最も新鮮。
 ●TOKYO FOOTBALL FIELD http://www.forplayers.com/soccer.htm
  『コート固定制フットサル』『個人参加型フットサル』などといったプレーヤーサイドのアイデア豊富なサイト。
 ●滋賀県フットサル連盟 http://www.biwa.ne.jp/~futsal/
  連盟が推進する数々のイベントやリーグの告知が中心。連盟HPのお手本のようなサイト
 ●兵庫県フットサル連盟 http://www2s.biglobe.ne.jp/~hyogofsc/
  こちらも連盟のオフィシャルサイト。大会日程や結果の他に施設紹介などもある。
 ●神奈川県サッカー協会 http://www.kanagawa-fa.gr.jp/futsal/
  主催するリーグ戦の募集、結果の公開、選手権予選情報などを公開している。
 ●ブラジルサッカーコーチ事情 http://www.hello.co.jp/~moro-q-p/
  ブラジルのサッカー&フットサルの現場でコーチとして働く諸岡氏のページ
 ●ミズノフットサル情報サービス http://www.int-acc.or.jp/mizuno/
  全国大会情報、フットサルについて、キャンペーン情報等
 ●Kusa Cup Network http://kusa.cup.com/
  チームのスケジュールが書き込める専用掲示板eScheduleを提供。iModeのチーム紹介もサポート
 ●Futsal de Kagawa http://www.geocities.co.jp/Athlete-Sparta/7339/
 フットサル未開の地、四国でリーグをやろうというページ

※番外
 ●インターネットラジオ・ラジ@「フットサル情報番組・キックイン」 http://www.radiat.net/
  毎週、フットサル界からゲストを招いてトークをお送りする15分番組。まだ実験的な放送ではあるが、インターネットで聴けるラジオでフットサルの情報を配信。(パーソナリティは山戸が担当)このラジオ放送は、週刊アスキーが運営している放送局から配信されています。

■小売店の店頭・施設
 クチコミ的な広がりを見せるフットサルチーム同志の情報は、スポーツショップなどの小売店の店頭や、フットサルコート施設にも集まっている。業者の大会告知や、チームの対戦相手募集などの情報は地域に根ざしたスポーツショップなどに集まっている。

 
2)フットサルネットが提供する情報の現状

フットサルネットでは、他のメディアではめったに取り上げられないフットサルニュース全般と、誰でも参加できるオープンランキングシステムの2つを軸にして、以下に示します3つのサービスを提供しております。

■情報サービス
 ●メールニュース
 隔週発行のメールマガジン。リーグ情報、連載、読み物など。既に45号発行している。
 ●クチコミ情報
 各種大会の告知や、面白くて耳寄りな話など。
 ●各エリア通信
 地域通信:北海道・茨城・沼南町・神奈川・長野・滋賀・静岡・愛知・関西・鹿児島 海外通信:イタリア・ブラジル・アメリカ
 ●日本代表情報
 代表選考から大会参戦、解散までを網羅。
 ●全日本選手権情報
 各地域予選参加情報、結果レポート。関東、関西大会の観戦レポ、全国大会の観戦レポや関連情報の提供。2.2コミュニティサービス

■コミュニティーサービス
 ●オープンランキング
 チーム登録(無料)してもらったチームが対象(現在1300チームほど)。登録チームの情報は各種方法で検索・一覧が可能(図1)。また、各チームのプロフィールや勝敗概要なども閲覧が可能(図2)


(図1)番号順で並べたチーム


(図2)チーム情報閲覧

さらに、これまでの対戦履歴を全て一覧することも可能である(図3)。

(図3)対戦履歴閲覧参加チームには月間ランキング・年間ランキングを発表しプレゼント。

●マッチメイクボード

コートを押さえたチームが対戦相手を見つけるツール。さまざまな条件を提示しておき、条件に合致するチームが申し込む。常時100件程度が登録。図はカレンダー表示機能を使用した時の画面。
●大会ボード
  大会主催者が主催大会を告知するボード。利用者はこのボードから参加申し込みが可能。現在10団体が大会告知している。
●掲示板
  主にメンバー集め、対戦相手集めに使用されている掲示板。

■相談サービス
 ●フットサルクリニック
 初心者やより上を目指すプレーヤーが、トップチームの指導者や選手達に様々な質問が出来る場。
 ●チーム実力診断
  公式記録をオープンランキングシステムに入力し、自分のチームがどの位置にいるのかが確認できるもの。

■課題
  草スポーツとして目覚しい発展を続けるフットサルであるが、メディアでの露出度が極端に少ないため(メディアで扱いにくいため??)、ネットの外ではフットサルの情報が非常に少ないのが現状である。
  一方、積極的に情報を取りたい人達は、インターネット環境を整備し、ネットで情報を取るため、他メディアのニーズが薄まる傾向にある(ような気がする)。
 積極的にフットサル情報にアクセスしないが、なんとなくフットサルに興味がある層への露出が結果的に減ってしまうのではないか。つまり、今後はネットで流れる情報を、以下にネット外の人々に発信していくかが課題なのではないだろうか。

<追記 2000/12/06>
●現状のインターネットの使用状況を考えると、フットサルネット提供の機能は、ユーザーにとってわかりづらいものになっている。
●「フットサル」という言葉をどのようなものに対して使うのか。競技として捉えるか、ソサエチー(※)的に捉えるかで、情報の内容が変わってくるが、そういうことがきちんと整理されていない。(※)ブラジルなどで流行しているストリートや体育館、空き地で行われるミニサッカー。気軽にみんなが集まって行われている、という意味では日本のフットサルに近い。しかし、フットサルという競技とはまるで別物である。
●無報酬であることの限界
  積極的に情報収集できる量に限界があります。それは協力者にも基本的に無報酬を強いているためです。質の高い情報はそれなりのコストがかかるということでしょうか。

 
3)東京都の連盟に望まれること

 各メディア種別毎にまとめてみました。(主観も多分に含まれております。)

■ペーパーメディア
  都連盟というくくりで考えると紙メディアを利用した情報配信は配布場所の設 定なども含めて問題が多く非現実的と考えられます。登録会員への会報が考え られるが、インターネットの普及でその必要性は低くなると思います。

■テレビ
  東京都にはメトロポリタンテレビがあるので、そこの枠を利用したフットサル 番組を行ってはどうでしょうか。都連盟の活動の広報や、登録チームの試合の 模様や結果などを紹介したり、審判講習番組や簡単なフットサル講座番組も初 なだけに受け入れられるのではないでしょうか。
  また、新しい連盟の形を具現する場合には、連盟コミュニティ形成にテレビと いう強力なメディアを使うことは大きな求心力になるような気がします。

■ビデオ(DVD)
  テレビの番組内容と重複しますが、審判講習ビデオや技術指導ビデオ、など

■インターネット
  主催大会の告知、結果の公開を前提にして、都内施設データベースは有用なコ ンテンツだと思います。これはどこの連盟サイトでもまだ行っていません。 以下のようなサービスは会員登録に大きな付加価値をもたらすと思います。
 ●連盟にチーム登録、個人登録制度を設置する。
 ●登録者は、連盟サイトから都内施設データベースにアクセスできる。
 ●都内施設データベースは、公共施設と民間施設を網羅する。特に公共 施設については、連盟として各施設と交渉にあたり、フットサルの認知度アッ プを図りながら、関係を強化して獲り込んでいく。
 ●データベースでは、空き情報の収集と、利用申し込みを可能にする。
 ●特に個人会員向けには、個人参加タイムを連盟側が用意し、クリニッ クなどを絡めながら参加者にサービスを提供する。
 ●クリニックなどの開催時の講師には、都リーグ1部のチームから指導 者を募り、彼らに活動の場も提供する。都1部のようなハイレベルなチームメ ンバーにもフットサルを、そして連盟を支えている意識づけができると共に、 登録メンバー同志の交流を図ることが出来る。

 

第2部.東京都フットサル連盟設立にあたって
1.20世紀における競技団体の使命と現状 へ

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